流通科学研究所

目的

「流通」を単なる生産者と消費者を結ぶ機能として捉えるのではなく「社会システムとしての流通」「人類のLife Lineとしての流通」「真に豊かな社会(SDGsな社会)を作り出す流通」として捉え 21世紀型流通形態を研究する。

『社会システムとしての流通』

これまで「流通」は、単なる生産者と消費者を結ぶ機能として捉えられてきましたが、現代社会は、人・モノ・金・情報・サービス等が複合的に、かつ機能的に活用されることによって成り立っています。すなわち、「流通」とは、人の生活の基盤である社会システムそのものだという広義の意味合いを持つようになってきており、「流通」の社会的役割は今後ますます大きくなっていくと思われます。

『人類のLife Lineとしての流通』

さらに日本や世界各地で発生している自然災害時の状況を見てみますと、「流通」は人間社会のLife lineとしての役割を担っていることがよく理解できます。1995年神戸を襲った阪神・淡路大震災では、一瞬のうちにビルや住宅が壊れ、鉄道・道路・通信網は寸断され、多くの企業の経営・事業活動が停止しました。
人々の暮らしに密接なスーパーや小売店・商店街、銀行などの金融機関、医療機関や各種サービス機関の大部分が、通常に営業や活動ができる状況ではありませんでした。我々は普段、気にも留めず当然あるものとして、さまざまな場所でものを購入したりサービスを受けたりしていますが、このような非常事態に直面した時、はじめて「モノ」の大切さを知り、「モノ」を手にいれることの有難さを感じました。そして、このとき「流通」の重要性というものを再認識できたのではないでしょうか。

『真に豊かな社会(SDGsな社会)を作り出す流通』

また21世紀の現在、こうして流通に焦点を当てて改めて世界情勢を見てみますと、流通が未発達の国においては国民が生活の不便を強いられ、一方、先進諸国のように流通が発達している国であっても、生産と流通がアンバランスな状態になりますと、モノが大量に流れ過ぎその処理のため環境に悪影響を及ぼしたり、多大な社会的損失が発生したりします。
先行きの見えない不透明な時代といわれる21世紀。この時期に再び「流通」という機能を見直し21世紀型流通形態を再構築し(流通革命)、「欲しいものが、欲しい時、欲しい所で、欲しい量、欲しい価格で手に入れることができる」仕組みと心の豊かさを伴った「真に豊かな社会」を創り(生活革命)、ひいては日本、そして世界の人々の生活の質の向上と平和に貢献できる仕組み作りを研究することを目的としております。

事業

流通科学研究所は、次の各号に掲げる事業を行う。

1. 流通問題を科学的に研究
2. 地域社会の活性化に関する研究
3. その他上記の目的を達成するために必要な事業

これまでの活動

・受託研修
・流通シンポジウム
・観光ビジネスモデル研究会
・まちづくり・流通研究会
・震災と流通研究会
・流通科学研究所リサーチノート
・高校生 食のSDGsアクションプラングランプリ

研究所概要

所長:中内 潤

流通科学研究所事務所

〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー9階
中内学園 流通科学大学 東京オフィス内
TEL:03-5224-8266
FAX:03-5224-8267

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